こんにちは、Sayaです。現地の4年制大学に入学して今年で4年生になります。筆者の日常や経験をもとにバンクーバーで送る大学生活とはどんなものなのか、日本とは違う学生の考え方、結構辛い現実についてなどをまとめてみました。
書き始めてみたら長くなってしまったので、【Part1】と【Part2】に分けさせて頂きます。バンクーバーの大学に限らず海外の大学に進学してみたいな、と思っていらっしゃる方の参考にして頂けたら嬉しいです。
基本的にうつ病
それとは反対に、カナダの大学生といえばほぼ引きこもり。残念ながら映画で観るような派手やかなキャンパスライフはほとんど存在しません。
カナディアンの人たちが “大学生” と聞いてまず思うのが “うつ病”。
ストレートな表現かもしれませんが、一般的にカナダの大学生の80%はうつ病だと言われています。しかもco-workerの子に私の大学名を言ったら「○○○の学生ってほとんどがうつなんでしょ」と言われてしまいました。
8割どころか殆どがだそうです。私はうつ病の集団の中で生活しているのかもしれません(笑)。
ちなみに、リーディングブレイクというのを聞いたことがあるでしょうか。これはカナダの大学にしかないお休みで、ちょうど2月の中旬に1週間程の休みがもらえます。
その理由は「この時期大学生の自殺率が高いから」です。家族との楽しいクリスマスブレイクも終わり、大学の課題に追われ、天気はご存知の通りずっと雨。そんな暗〜い流れでうつ病からの自殺というのを少しでも減らす為のお休みなんだそう。
単位は死ぬ気で取りに行く
これは”全教科単位が取れた”という意味です。カナダの大学に通っていて日本の大学生と1番価値観がズレているなと思うのはやっぱり単位への執着だと思います。
単位を落としても何回でも再履修出来る日本に比べて、カナダの大学では1クラスごとに値段がついていて、単位を落とせば何十万のレベルでパーになります。
特に留学生である私たちは現地の学生の約8倍の学費を払っていますので、何があっても単位は落とせません。もちろん現地の学生も自分で稼いで通っている人もたくさんいますので、単位は当たり前に取りにいきます。
そして、50%以下の成績ならFailというのがどのクラスでも大体共通しています。厳しいクラスでは65%以下でもう単位は貰えません。文字通りにカナダの大学生は生き残りをかけて死ぬ気で単位を取りにいきます。
サークルは存在しない
大学の中での自分が所属するコミュニティであり、友達作りにも外せないものですよね。しかしながら、カナダの大学にはサークルは存在しません。というのも、日本のサークルのようなものは存在しないという意味です。
一応クラブというものは存在します。しかし、ほとんどの学生は興味を示しません。文化系のクラブ活動は多くて週に1回。そして、スポーツ系のクラブにはトライアルがあり、テストに合格しなければクラブに入れません。
大学入って新しいスポーツに挑戦しよう!なんて試みは汲み取ってもらえません。
ちなみに部活は部活で別に存在していて、ほとんどの部員はスポーツ推薦で大学に入学している子達で編成されています。
カナダでの大学生活でクラブ活動はあまり重要視されません。サークルの仲間とワイワイ飲み会なんていうのも存在しません。どちらかというと個人で大学のジムで鍛えている人のが多いですね。
まとめ
海外ドラマのワンシーンみたいにショットを飲みまくってパーティーすることもあります。しかし、基本的にカナダの学生が羽目をはずしまくって騒ぐのは学期が終わった時だけです。それ以外は、何かしらに追われ床に這いつくばっているようなカナダの大学生の日常です。
【Part2〜SFU編〜】大学生の日常 in Vancouver
バンクーバーで4年制大学"SFU"(Simon Fraser University)に通う筆者が、自身の日常をまとめてみました。 現地の大学生はどんな生活を送っているのか、私が思う日本人との考え方の違いについてなどを書いてみま...