就労ビザとは?
海外で就職・転職をするためには、この「就労ビザ」というものが必要になります。
この就労ビザは、各国の労働者を守るために作られたシステムでもあります。
外国から出稼ぎ等で労働者が自国に来た場合、あまりにも外国人が自国に定着してしまうと、場合によっては、自国民の雇用が阻害されてしまうリスクが発生してしまうためです。
ビザの種類は?
カナダで取得できるビザに「観光ビザ」、「学生ビザ」があります。それぞれ簡単にみていきましょう。
それぞれ、「観光ビザ」は、カナダに観光目的で訪問するために使用するビザのことをいいます。
短期留学をするには、このビザで足りることになります。
「学生ビザ」は、カナダで就学することを目的に使用するビザのことをいいます。
アルバイトをする権利も含まれます。
就労ビザの種類
前述の就労ビザとは別に「オープンワークビザ」という仕事を変えるのに特別なビザの変更手続きを要しない例外的な就労ビザも存在します。
ここではいくつかピックアップしたものを例に取り上げますので参考にしてください!
ワーキングホリデービザ
カナダで学業をしたり、仕事をしながら1年間の間生活をすることができるビザのことです。
ビザ取得者はこの期間を使って、ホームスティを体験したり、カナダの有名な観光地を旅行することも自由にできます。
また、文化体験やボランティア体験を通して自らの見分を広めることも可能です。
ただし、18歳から30歳以下の人に限定されますので申請は早くすることをお勧めします。
ポストグラデュエート就労ビザ
カナダの指定された学校に8か月以上就学することで、申請をすることができます。
就学した期間の分だけ就労のための期間の就労ビザをもらえるというイメージです。
ただし、2年間を超えて就学した人に対しては、特別に3年間の就労ビザを手にすることができるというルールがあるようです。
実習生用の就労ビザ(コープワークパーミット)
通学中の学校のプログラムの中に実習体験の内容があれば、講義の内容について実習を通して専門的ノウハウを習得することができるようになっています。
申請費用が無料ですることのできるビザです。
配偶者向け就労ビザ
配偶者が6か月以上の間に、カナダ指定学校にて就学している場合、もしくは、専門的な職業に従事している場合にその他方の配偶者にも適用可能となるビザのことを言います。
家族移民者用就労ビザ
カナダ人あるいはカナダ永住ビザ取得者と結婚していて、カナダで永住権等の申請の結果を待つ間の就労をするためのビザです。また、手続きにはパートナーの協力が必要不可欠となるため、難易度は高い申請になります。
ブリッジング就労ビザ
就労ビザから永住ビザに移行するまで必要となる就労のためのビザです。前提条件として、永住権を取得することを考えている人が対象となります。
LMIA(Labour Market Impact Assessment)就労ビザ
カナダの企業が一定の専門的なノウハウを有する外国人労働者を雇うために、申請可能となるビザを言います。その名称の通り、カナダの労働市場において何らかのプラスの価値を生む専門的価値のある人材の雇用の促進を図るビザです。
ビザの取得方法
ビザの取得手続きは非常に複雑かつ煩雑であるため、自分自身で取得する方法のほか、第三者に代わりに取得してもらう方法も存在します。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討のうえ、ご自身にとって最適な方法を選択するのがいいでしょう。
自分で取得する方法
まず、自分で取得する場合には、あなたが必要となるビザの種類を確認しましょう。
必要書類も把握しないといけませんので、カナダ当局のビザ申請のサイトより、書類をダウンロードしましょう。
申請書を記載のうえ、提出することでビザを取得することができるようになります。
自分でする場合は、慣れない書類作成に想像以上に時間を取られますのでスケジュールに段取りよく進めていってください。
第三者に取得してもらう方法
あなた自身が忙しくてなかなか時間が取れない場合や取得方法が難しくて失敗したくないという場合には、第三者に依頼するのも一つの手です。
例えば、ビザ取得代行業者や行政書士などはビザ申請を専門としていますので、一度調べてみるとよいでしょう。
依頼のためのコストがかかってしまいますが、経験のある専門家に依頼するとその後のトラブルにも適切なアドバイスをもらえることでしょう。
カナダでの就職方法
カナダで就職するための方法として以下の3つのケースで簡単にまとめてみます。
カナダにあるローカルの会社あるいは外資系への就職
準備に長期間要するため、専門的な人材会社を活用するのが良いでしょう。
独自のルートであなたの適性に合った会社を紹介してくれるかもしれません。
日本にある会社(外資含む)でカナダに展開してるところへの就職
トロントなど一定の都市については、日系企業も進出しているとのことです。
またご自身の人脈を利用するのも一つの手です。
カナダにある日系企業への就職
このケースが一番例として多いようです。
こちらは専用の求人サイトがありますのでそこから検索してみるとよいでしょう。
まとめ
カナダで働く前に再度どうしてカナダで働きたいのかきちんと整理を行って、採用まで是非頑張って頂きたいです。