Living / Oct 29, 2018

【ホームレス&ドラッグ】バンクーバーの暗い一面

留学やワーキングホリデーのパンフレットで見る”綺麗で安全で世界で一番住みやすい街、バンクーバー。実際来てみたら想像とちがう!なんてことがいくつかあったので今回は、来てみないとわからない​本当のバンクーバー本当のバンクーバー​についてお話していきます。

バンクーバーに来る予定のある方、または来たいと思っている方、来る前にできるだけ多くの情報を収取したいだろうと思います。実際私はバンクーバーに来て、留学エージェントさんからもらっていた情報と違う!って思ったことや、バンクーバーってこんな姿もあるんだ!と思ったこと、自分が想像していたバンクーバーと違う!という点がいくつかあったので紹介していきたいと思います。
パンフレット、旅行の雑誌などで見るバンクーバーの姿は大都会でありながら自然に囲まれていて、犯罪もわりと少なくてとても安全で住みやすい国、と書かれているでしょう。大自然の中にある都会、というのは事実です。

さて、では後者はどうかというと実際そうでもないかと思います。他の国に比べたらバンクーバーはいい方だ、という方もおっしゃると思いますが、今回は日本とバンクーバーを比べてみたときの意見を書いていくのでご了承ください。

ホームレスについて

お店の前、駅の前、道端など至る所にホームレスの方々がいます。​今年の三月の時点でバンクーバーエリアのホームレスの方の数は2181人​で、実際に屋根がなく外で暮らしている人の人数は659人。収入を十分に得られていない人などが住める場所があり、そこに住んでいる人や、薬物中毒からのデトックスをするための病院のようなところなど、その他にもいろいろ種類はあるのですがそのようなシェルターに住んでいて自分のはっきりした住所がないホームレスの方の数は1522人になるそうです。バンクーバーの市が毎年カウントするのですが去年、2017年と比べて今年は2パーセント多いようです。一番ホームレスの方が多い地域はダウンタウンエリア、二番目はSurrey(ダウンタウンから車で1時間ほど離れた街)です。

バンクーバーでホームレスが多い原因というのは、家賃が高いので払えない、薬物中毒、精神病などです。割と若い方、16歳から24歳のホームレスの方たちは親とうまくいかなかったなど様々な理由で家出をしてホームレスになってしまうようです。

ホームレスの方々が実際どうやって暮らしているかというと、どこかから物を盗んで道で売るかお金かなにか商品と交換してくれる場所に持っていく、道で歩いている人から小銭をもらうなどです。アクセサリーを作っていつも同じ場所で売っている人をみたことがあります。もう一つ私が覚えているのは、ショッピングカートに掃除道具を入れて、道をきれいにしている人。薬物を売ったり、売春などをしてお金をもらっている人もたくさんいます。

ご飯はどこで食べるのかというと、無料で支給してもらえるところがあってそのようなところで食べているみたいです。私が前グランビルストリートにある食べ物屋さんにたときに、ホームレスの方がお店に来て、お店の人が無料で食べ物を提供していて、毎日あげているんだと言っていました。

ほんのたまに目の前に来て2ドルくれませんか?など言ってきたりする人がいますがほとんどのホームレスの方は何もしてこないので怖い、と思わないでいいですが念のため気をつけたほうがいいと思います。目の前に来てお金をちょうだいと言ってくるのもいつも同じ人で顔も覚えたぐらいなのでそういう人は多くないです笑 
実際話してみて、良い人もいます。けれど盗まれることもあったりするので気をつけてくださいね!

ドラッグ

カナダではマリファナ(大麻)を吸っても良い、というのをご存知だろうとかと思います。最近完全に合法になってカナダ政府のウェブサイトからもマリファナが買えるようになりました。日本だったら政府から大麻を買うなんて信じられない話ですね笑

さて、私が今回問題視しているドラッグというのは大麻の話ではありません。バンクーバーでは大麻は薬物としてとらえられていなく、これから話していくのはハードドラッグ、いわゆるヘロイン、シャブなどです​。​ホームレスとドラッグの問題はつながりが多くあって薬中でホームレス、という人がたくさんいます。薬物は違法なのになぜホームレスは捕まらないの?と思うと思いますが実際政府、警察が目につけているのはその薬物を売っている元のディーラーです。不思議ですね笑 
バンクーバーにはいくつか薬物中毒の方へのクリニックのようなところがあり、初めのほうに書いたデトックスのものとは逆にナースにヘロインを打ってもらえる場所があります。針の使い回しからのHIVの感染を防ぐためです。公共のトイレに針を捨てるためのボックスが設置されていることがよくあります。

Fentanyl​​(フェンタニル、英語で発音するとフェンティノのと聞こえます)と呼ばれているとても強い薬があり、値段が他のドラッグより安くて手に入りやすいためディーラーがドラッグを作るときにフェンティノと、他の物を混ぜてコストダウンさせるため非常に危険になっています。​フェンティノの致死量は砂2粒ほどと言われていて非常に危険です。​ご想像できると思いますが、この致死量を摂取して亡くなられる方がたくさんいます。去年、2017年に違法ドラッグのオーバードースで亡くなった方の人数は1422人​で計算すると1日に四人亡くなっているということです。このうちの81%の原因がフェンタニルだと言われています。

Naloxoneという注射、スプレーがあってこれはオピオイド(癌などに強い痛みを和らげるための医薬品、鎮痛剤。フェンタニルも本当は医薬品でオピオイドの仲間です。最近ミュージックビデオでよく出ている紫の飲み物、Lean (Codeine)も本当は医薬品で、医療用に使う場合は薄めて使うのでオーバードースすることはないので安心してください。)をオーバードースした時に使うと命を助けられるもので80~90%の確率で成功するそうです。それにも関わらず1420人以上も亡くなったと思うと本当に多くの方がフェンタニルの効果を経験しているということになりますね。

まとめ

バンクーバーの少し暗い一面、怖いと思わせてしまったかもしれませんが、知っておくだけ自分の身を守るために役に立つかなと思います。普段、関わることもないとほぼないと言っていいと思うので脳の片隅に入れておいてもらえればなと思います!