Interview / Jun 16, 2018

トロントで短期ワーホリをしたKenjiさん。外から見た日本。

- Kenji Nakano

日本では銀行とベンチャー企業でお仕事をされていたKenjiさんが、カナダのトロントでの生活を通して感じたこと。カナダ、トロントを選んだ理由や2ヶ月間の短期的なワーホリで得られたものとは。これから留学やワーホリを考えているか方へ実践的なアドバイスも含め、周りにも自分にも嘘をつかないKenjiさんに聞きました。

Interviewer

Takeshi Oide

カナダでデザイン、エンジニアのフリーランスをしています。ジャンベを買ったのですが全然できていません。誰か一緒にやりませんか?

カナダまでの道のり

よろしくお願いします!ご出身は大阪ですよね?大学も関西ですか?

はい。そうです。中学、高校と大阪で大学は神戸大学に入りました。

関西出身ではないのであまり詳しくはわかりませんが、国公立でよね?頭いいんですね!

何学部だったんですか?

心理学を勉強していました。

どうして心理学を学ぼうと思ったんですか?

高校生の時、進学を考えたんですけど、やりたいことも決まっていなかったので、せっかくだったら興味があって面白そうなことを勉強したいなと思って心理学を専攻しました!

心理学面白そうですよね!僕もデザインとか学んでる時に、心理学面白いって思う瞬間たくさんあります。僕は高校生の時に興味があることさえなかったからすごいと思います!

そんなに厳しい学部でもなかったんで、そこまで勉強をした感じはしないですけどね〜

僕も大学生の頃はバイトばかりしてました。笑

まさにそんな感じです。笑

地方銀行に就職するもベンチャー企業に転職

大学卒業後は何をされてたんですか?

新卒で大きめの地方銀行に就職しました。でも業務内容が毎日作業的でつまらないので2年で退職させてもらって、全く正反対のタイプの人材紹介のベンチャー企業に転職して、そこで1年半お世話になりました。

もっとワクワクしたかったんですね!

はい。でも、人材紹介の会社は、リクルート出身の方など、メガベンチャー企業出身の方が多く働いている会社だったのですが、めちゃくちゃハードで。。。毎日深夜2時まで働いてましたね。。。

ひょえ〜!毎日2時!?

営業がメインだったんですけど、歩合制なのでできる人は年収1000万以上稼いでましたね。でも、なかなか成果を上げるのは難しかったですね。それに、稼いでる人を見ても僕と同じように深夜2時ぐらいまで働いて、稼げるようになってもこの生活をするのでは意味がないなと思って退職させていただきました。

そうですよね〜!お金があっても楽しくなかったら全く無意味ですよね!

みんな辛そうな顔をしていましたね。みんな仕事が好きだからと言っていましたが、本当に好きでないとあれはやっていられないなと感じましたね。

仕事を辞めて面白そうなことをしてみる

なるほど。お仕事辞めた後は何をされてたんですか?

とりあえず失業保険をもらっていました。

絶対もらったほうがいいですよね!意外に貰えることを知らない人も多そう。

もらいながら色々なバイトなどをしてました。ヤマトとか個別指導教室とかマッサージの仕事もしていました。

その中で面白かったバイトとかありました?

マッサージの学校に行きながら、教えてくれている先生のところでマッサージ師としてアルバイトをしていたんですけど、面白かったですね。1年ぐらいやっていました。

なんでまた、マッサージをやろうと思ったんですか?

2社目を仕事くたくたに疲れて退職した直後に、マッサージをたまたま受けた時にすごく精神的にスッキリして、マッサージすげー!となって習おうと思ったのがきっかけです!

そうなんですね!精神的にスッキリさせられるってすごいですね!

留学のきっかけ

トロントでのワーホリ
トロントのシティホール

その後にトロントにワーホリで来られたんですよね。きっかけってなんだったんですか?

大学生の頃から海外で生活してみたいって願望は漠然とあって。だから留学もずっとしてみたかったことなんですが、仕事が始まってもうできないんだろうな〜って諦めていたんですけど、仕事を辞めたタイミングで、そういえば昔そんなこと思ってたなーって思い出してワーホリを決めました!

念願の海外だったんですね!どれぐらいの期間トロントにいるんですか?

3月の終わりにトロントに来て、2ヶ月間だけなんですけよ。

え!ワーホリで2ヶ月だけって結構短いと思うのですが、どうしてなんですか?

本当は1年いる予定でした。実は僕、結婚しているんです。

えええー!!!

結婚してからのワーホリ

独身時からワーホリに行くことは決めていて、最初は1年間ワーホリに行く予定だったんですけど、結婚して奥さんと話し合って1年間は長すぎると。笑 でもすでに学校を6週間は予約していたので、じゃあそれだけは行かせてれってお願いして来ました。

寄り添いあってる感じが素敵です!よかったら奥さんとの馴れ初めとか聞いてもいいですか?笑

仕事を辞めているときに民間の心理学の学校に行っていたんですけど、そこで出会いました。エナジーがある感じの女性で結構すぐにひかれちゃいましたね〜。

いいですねー!でも付き合ってから結婚まで結構早いですよね?

はい。一年も経ってないうちに結婚しました。付き合った当初から、この人と結婚したいなってのはなんとなく思っていました。海外に長期で行くっていうのもすぐに決めた理由の一つですね。

なんか、かっこいいですね!奥さんは同い年ぐらいの方ですか?

13こ上です。

おおお!!それでもエナジーを感じたって、素敵な方なんでしょうね〜

トロントを選んだ理由

話が戻るんですけど、トロントを選んだ理由はなんだったんですか?

まずは英語を勉強したいということで英語圏であること、プラスワーホリを使うってことで、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダになったんですよ。

ほーほー。

で、イギリスは飯がまずいから却下。

笑。

それで日本にある留学エージェンシーを利用したんですけど、そこで仲良くなった担当者さんがいて、その方が『オーストラリアとかニュージーランドはのんびりしてるから、のんびりしてるKenjiさんが行ったらのんびりしすぎちゃうんじゃない?』っていうアドバイスを頂いて、確かになって思ってカナダにしました。

笑。 カナダの中でもバンクーバーも有名ですけど、どうしてトロントを選んだんですか?

ニューヨークが近かったからです。

ニューヨークかい!笑

トロントからニューヨーク旅行
ニューヨークを楽しむKenjiさん

トロントの生活で感じたこと

ホームステイの飯がまずい

トロントで実際に生活してみて、辛い事とか困った事とかってありますか?

ホームステイの飯がまずいのは辛いですね。

お金を払ってまずい飯を食べるのは辛いですね。笑 でも実際、よくそーいう話聞きますね。

本当にホームステイ先によりますよね。うちの場合はフィリピン人の家系なんですけど、食事がシンプルすぎるんですよ〜チキンを焼いたやつ、タイ米、以上!みたいな。笑

それはすぐに飽きそう。笑

トロントだと寒そうですけど、それは大丈夫でしたか?

トロントの冬は寒い!?

確かに寒かったですけど、大阪とかであんなに雪を見ることとかなかったので新鮮でよかったですよ。

気楽!笑

トロント 雪
雪を楽しむKenjiさん

色々な文化を感じた

では、トロント生活で楽しかったこと面白かったことはなんですか?

ナイアガラの滝やモントリオールの街に観光できたのは普通に楽しかったですね。

モントリオール
モントリオール にて

でも、一番は色々な文化を知れたことかも知れませんね。

というと?

バンクーバーもそうだと思うんですけど、いろんな国から人が集まって来ているので、いろんな国の人と仲良くなるんですよ。フランス人の人からレディーファーストの作法を習ったりとか笑

あの人たちすごいですよね!

そうなんですよ。普段めっちゃアホなのに。笑

わかる。笑

日本とカナダの文化の違い

特有の文化がないのがカナダの文化

文化って話が出て来ましたけど、生活してみて日本との文化の違いというのは感じますか?

ん〜。僕もトロントの文化ってなんだろうって考えてみたことがあったんですけど、さっき話したみたいに多国籍すぎてどの人がカナダ人なの?って感じなんですよね。そんな国だから特有の文化っていうのがあまりないなって結論になったんですよね。それで、カナダ人と話したときに、カナダの文化って何みたいなことを話して、答え合わせをしたんです。そしたら、『特有の文化がない』っていうのがカナダの文化だよって言ってました。

すごくわかります!バンクーバーでもアジアの料理ばかりでカナダ料理のレストランって全く見ないですもんね。

そう。それで思ったのが日本の文化っていうのはすごいなと改めて感じましたね。外から見た日本の文化っていうんですか?ありきたりですけど本当にそうだなって思って、もっとしっかり勉強したいなって思いました。

そうですよね!僕も日本の文化ってクレイジーでめちゃくちゃ好きです。外に出なかったら日本の浮世絵とかにも興味とか湧かなかったかも。あんなにたくさんの日本好きの外国人がいるのも納得しちゃいます。

これからの働き方

これから日本に帰ってしたい事とかってあるんですか?

それがまだ明確には決まっていないんですね。でもフリーランスみたいな会社に頼るのではなく自分で稼げるようになりたいので、IT系を勉強しようかなと思っています。今はオンラインサロンで勉強したり、クライドワースでライターの仕事をしてみたり、色々勉強中です。

すごいですねー!未経験の分野に飛び込むチャレンジ精神と、わからなくても実際に何かをして動けている人ってすごいと思います。僕もそうなんですが、〜したんだけど、で終わってしまいがちですですよね。

旅をするのはしんどい

働き方についても、トロントでの生活を通して何か考えたことはありますか?

ありますね〜。自分の働き方についてなんですけど、昔から『海外で旅をしながら自由に働く』みたいなのにすごく憧れてたんですけど、それは自分に合っていないなっていうのがよく分かりました。

ほー!なんでそう思ったんですか?

なんか住んだり移動したりって大変だなって思って。モントリオールとかナイアガラとかに行ったときとか、バスで長距離移動だったんだすけど、そーいうのも大変で。海外は好きですけど、日本を拠点に3泊4日ぐらいの海外旅行が自分には合ってるなって思いました。

なるほど!そーいうことも住んでみないとわからなですもんね〜。

人間として働く

そうですね。あともう一つ働き方についてなんですけど、こっちの働き方を見ていて肩の力が抜けましたね。

あーなんとなくわかるかも。

今いる英語の学校一つとっても、先生も無駄な話ばっかりしてるし、生徒も昨日クラブに行ったこととか先生に話してるし。日本人みたいに真面目に働いたいてる人っていなくて。笑

コンビニの店員なんかも携帯いじりながらレジとかしますもんね。笑

そう。笑 それが良いとか言う話ではなく、働き方の視野が広がったのは良かったなって思いますね。

うんうん。こっちの人もやるべきことはきちんとやってるし、人と人っていう考えが根底にあるから『お客様は神様』みたな関係にはならないんでしょうね〜

トロント 観光
トロントにて刑務所観光をしているKenjiさん

これから来る人へアドバイス

最後にこれからカナダに来る人にアドバイスとかってあります?

安いスーパーを見つけることが節約の第一歩

実用的なところだと、早めに安いスーパーを見つけるってことですね。あとdollaramaは必須。

確かに新生活にDollaramaは必須かも。

普通のサンドイッチ食べて10ドル払うとかバカ高いじゃないですか?うちの近くにはFreshCOっていう安いスーパーがあってそこで買い物をしています。外食は高いけど食材自体は日本よりも安いものが多いので。

リンゴとかバナナとかめっちゃ安いですよね。バンクーバーではカナダ人はよくリンゴかじりながら歩いてますね。

トロントも同じです。笑 僕もリンゴかじってます笑

環境を変えて新しいことを

他にも何かアドバイスとかあったら教えてください!

最後なんですけど、飽きたら場所を変えろってことですかね。

同じところに長く溜まるよりも、新しい場所に行く方が確実に新しい出会いや発見があるじゃないですか。同じことの連続よりも新しい刺激がある方が僕は好きなので、場所を変えて環境をガラッと変えてみるっていうのは手っ取り早い方法だと思うんです

なるほど。チャレンジ精神が旺盛なKenjiさんらしいアドバイスですね!ありがとうございました!

まとめ


いつも新しいことにチャレンジしているKenjiさんですが、話を聞いていて思ったのが、『わからなくてもとりあえず行動できる人』なんだなってこと。僕なんかは何かにつまづいた時に立ち止まっちゃったり、考えすぎてなかなか動けなくなってしまいがちです。Kenjiさんはいい意味でお気楽というか。そんなKenjiさんの『場所を変えろ』というアドバイスは、立ち止まれない環境をつくれる、とても理にかなったアドバイスだと思います。何かしたい、新しいことにチャレンジしたいという人は、とりあえず場所を帰るというのは効率の良い一歩なのかも。その中で海外は環境の変化が大きいから、その分新しいことも多くて、チャレンジできることも多いのかもしれませんね。