さて、ポルノ映画というと国際的にも(?)名高い日本のAVがどうしても思い浮かぶかと思います。なぜか韓国や中国の知人や同僚の男性陣はよく知ってました・・・国が変われど三大欲求は同じなのでしょうか(笑)作品は煽情的なのかな?アートな方向なのか?興味津々で行ってきました。
といっても、私の場合は学生の頃からヌードデッサンを始め映像作品もなかなか際どいものを観てきてるので免疫がありますが・・・正直言いますと【観る人を選ぶ】内容でした。なので苦手な方は挑戦しない方がいいかもしれません、ご注意ください。
1.Rio Theater
Commercial Broadway にあるRio Theaterで開催されていました。このシアターは日本でいう名画座に近いらしく過去に上映した映像作品を流すこともあるそう。また歴史があり、1938年に建てられていて映画だけでなくライブや【The International Burlesque Festival】、ファッションショーもあるようです。
バーレスクはこちらを参照(2019年4月に開催されるみたいですね。)
Rio TheaterのURLはこちらを参照(このシアターで催されるイベントの1つとしてポルノ映画祭もありました。)
今回も職場の方が仕事終わりに誘ってくれた流れで行ったので、このシアターの存在も知らず・・・語学学校に通っていた際の乗り換え駅だったので4か月は通っていたんですけどね。笑
2.LGBTを知りたい?
さて肝心の映像作品の中身です。この映画祭は1つの映画作品が流されるのではなく小さい作品が約20前後ほど流されます。そして、ここまで何かを期待して(笑)読み進めてきてる人にはちょっと残念なお知らせかもしれませんがAVと異なり全作品が煽情的では無いと個人的には思いました。
金髪の美女がニッコリ誘うというような内容では全くありませんでした(実は自分もそれを期待していました・・・イケメンか美女見たい!って。笑) 今回、よく単語の意味も分からずに行ってたのですがHumpはスラングで【セックス】という意味だそう。ポルノは厳密に言うなら【エロティックなもの】という感じらしいですね・・・。
LGBTの方々の作品がプログラムにあったのとユーモアがある作品が多かったせいか個人的にAVとは異なりHumpをモチーフとして作品にしている印象。各々の視点や感性を発揮したり共感を誘う作品が印象的でした。 個人的にはかなり衝撃的な作品が1つあり、今も思い出すだけで「あー、性欲って業が深いわ・・・・快楽を知るともっと上のもの欲しくなるんだろうか」と何か悟った気になります(笑)
グロテスクと感じる作品が数本あるので本当にご注意ください。というより、LGBTの人々がどういう風に恋愛をしているのか予備知識が無い人には刺激が強いかもしれません。なので自己責任で鑑賞をお願いします!
3.会場の雰囲気は?
日本に居た時もいわゆるピンク映画かストリップを一度見てみたい!と思っていた美大生の1人だったのですが・・・。よくよく調べると映画館や劇場には男性しかいなかったり完全にジトーっとした何だか後ろめたさを感じるような、怪しい雰囲気と危険な香りしかせず。周囲に一緒に行くという女子の猛者がおらず挑戦できずにいました。
一度も日本では行ったことがないので比較のしようが無く申し訳ないところ。最近はその界隈も少し変わってきてるんでしょうか。女性によるSMバーの感想レポもちらほら見かけるので。
一方、今回の映画祭の客層の雰囲気ですがオフィス帰りのカップルや友人カップル同士で来ていたり同性のカップルも居ました。休日の延長という感じです。それで思ったのですが、雰囲気の良さは恐らく価格帯が影響しているのかな、と。ピンク映画は大体1000円前後らしいのですが今回の映画祭は25ドル(約2000円前後)で倍の値段。
そして違うな、と思ったのは共感して笑ってしまう瞬間も共有できること。日本では内容が内容ですし共感して会場で笑うことは作品によっては難しそうだな、と感じました。
4.まとめ
他参考: 参考記事:スピーチ和訳はこちら
他に国際的なニュースだとニュージーランドの国会議員のスピーチでしょうか。もし興味があればぜひ見てみてくださいね。
*ニュージーランドの議員のスピーチ (和訳つき)① ②
この映画祭を通して改めて思ったことは【本当に色んな人が世界には居るんだ】ということ。自分の中の常識や世間一般で言われるような普通の恋愛の形だけでなく、違った考え方や感じ方があることを認めるのは重要だな、と。
その上で自分の考えや恋愛、を大切にして他人の価値観をとやかく言う流れが減るといいな、とボンヤリ帰り道に考えたアラサーMikiなのでした。