Interview / Dec 31, 2018

難病を乗り越え、クラウドファンディングで世界一周を目指すTakahiroさん

- Takahiro Sato

今回インタビューさせていただいたのはVancouverにあるスペイン料理店で働くTakahiro Satoさん。ほとんど英語が話せない状態で来たVancouverで料理の腕を磨き永住権を獲得するまでに至ったものの、過労が祟り原因不明の病に。しかし、それをキッカケに自分自身の本当にやりたいことを見つめ直し、現在はその夢に向かってクラウドファンディングを実施中。クラウドファンディングにて自分の夢を追い求めるまでの経緯から今後の目標までいろんなことを聞いてみました!!

Interviewer

近藤りゅうき

理学療法士/3学会合同呼吸療法認定士 Los Angelesにて3ヶ月間の語学学習、整形クリニックでのボランティア活動を経て現在Vancouverへ Vancouverにて語学学習と仕事を行いながら日本と世界をつなげるために活動しています。 留学のこと、英語のこと、カラダのことなんでも気になる方はお気軽にお問い合わせください

日本からVancouverへ

サラリーマンから料理の道へ

ではまずはじめに、TakahiroさんがVancouverにくるまでの経緯を教えてください!

学生時代はかなり不真面目でした。笑
高校を中退しそのまま就職して26歳まではサラリーマンとして働いていました。
でもその時ふと、このままでいいのかと思い立ったんです。このままサラリーマンとして一生働いていくのかと思った時にそれじゃダメだと思いました。そして元々趣味でもあり、好きだった料理を仕事にしようと思いサラリーマンを辞めて料理の世界に飛び込みました。

サラリーマン時代のTakahiroさん。

では日本でも少し調理師として働いていたんですね!

日本ではフレンチのお店で約2年働きました。そこのオーナーさんがかなり有名なシェフだったので、自分はオーナーのマネージャーのような仕事も一緒にやっていました。予定を把握して伝えたり、時にはお客さんの自宅に出迎い現地で一緒に料理を作ったりなんかもしました。

それはかなり変わった働き方ですね!すごく貴重な経験ができたんですね!

いざバンクーバーへ

2年の修行のあとはワーキングホリデービザをつかってVancouverにいきました。当時は永住権のことなんて全く考えてなかったんです。もし住んでみて良かったらその時に考えよう程度にしか考えていませんでした。そしたらどハマりしてしまって笑
もっと長くいるために違うビザを獲得しようと試行錯誤しました。

そうだったんですね笑 それで永住権を獲得するまでに至ったのが本当にすごいです!

まずワークビザを獲得する方法を探っていると、大型の日本食レストランで働くのがワークビザを出してもらいやすいということがわかりました。そのため当時から有名だった寿司居酒屋のようなお店で働くことを決めて働いていました。

バンクーバーのサイエンスワールドで開催された、バンクーバー最大のカクテルのイベント「Science of Cocktail」でのTakahiroさん。

今でも同じようなこと聞きますもんね。
やっぱり当時から日本食レストランではワークビザを出してもらいやすかったんですね!

そこのオーナーがカナダと日本のクォーターで色んなコネがあったんですね。それでオーナーにワークビザの申請から、永住権の獲得まで色々相談にのってもらいました。そして移民申請までなんとかこぎつけたってわけです。本当に運がよかったと思います。

いろんな幸運が重なって得た永住権だったんですね!

Sience of cocktailの時に世界で唯一のオリジナル寿司、Takahiroさんが考案したピンクのお寿司。
科学のイベントなので他にないアイデアで野菜をピンクに染めて作ったそうです!

実際英語力ってどのくらいあるんですか?

ちなみに永住権と聞くと、どうしてもかなりの英語力がないと獲得が難しいと思ってしまうのですが実際英語力ってどのくらいなんですか?

さっき言ったように高校を途中で辞めたので、その後高卒の認定をとるために勉強しなくてはいけなかったんです。その時に初めて少しだけ英語を勉強しました。
ただ、もちろんそれだけで英語が話せるようになるわけはなく、ほとんど話せないままVancouverへ行きました。Vancouverに着いてからも一応語学学校には通いましたが、学校に行ったのは1ヶ月だけで特に英語力は学校にいってもかわりませんでした。しかし、その後に仕事だけの生活になりレストランで働く中で聴き取りの力はかなり伸びたと思います。そのおかげで現在では仕事の内容は全く問題なく聴き取ることができます。ただ、自分から話すのは今でも苦手で単語でなんとなく伝えるという感じが多いです。

やっぱり永住権をとるにあたってその辺りは問題になってきたんですか?

当時は今と違って英語力がなくても他になにか技術があれば時間はかかるけれども永住権が獲得できました。自分の場合はそこで料理の技術を磨いて英語力をカバーして永住権の獲得に至りました。

当時は今と少しシステムがちがったんですね。それにしても目標にしていた料理で永住権をとるまでに至るなんてすごいです!かなりの努力をされたんですね。

必死に働いた結果払った大きな代償

料理の腕を磨くためにとにかく働いた日本食レストラン時代

ジャパレス時代のハロウィーンの仮装。とても楽しそうです!

日本食レストランで働いている時はとにかく働いていました。そのおかげもあって英語も喋れない中、料理の腕だけでそのお店のヘッドシェフにまでのぼりつめました。

ヘッドシェフはすごいですね。そこまでいく人はなかなか聞いたことないです。

忙しい時期はほとんど休みなしで働いていましたね。ただ、それが良くなかったんです。働きすぎて気づいた時には体調がおかしくなっていました。

働きすぎで原因不明の病に

ある日突然体調が悪くなり、それが原因でほとんど働くことができなくなってしまいました。色んな病院にかかりましたが、原因不明で特にこれといった治療方法もみつかりませんでした。

それはかなり大変でしたね。そのあとはどうやって生活されたんですか?

それでも働かないと生活していけないですし、これといった治療方法も見つからなかったのでお店の人に相談して仕事量を調節してもらいながら働いていました。

そうですよね。生きていくためには無理してでも仕事をしなくてはいけないことも時にはありますもんね。

そうなんです。ただ、仕事量を減らしてもらっていくうちに少しずつ体調は回復していきました。今でも何が原因でどんな病気であったのかは詳細不明ですが、今思えば過労とストレスが原因だったのかもしれません。

仕事量を適切に調整してもらうことでストレスが軽減し症状が改善されていったんですね。

おかげでさまで今ではかなり回復して問題なく生活できています。

急にお店がなくなることに

その日本食レストランにはかなりお世話になったみたいですが今のお店に移った理由があるんですか?

仕事の量を調節してもらって体調も回復してきてからしばらくすると、ちょうどそのくらいのタイミングの時にお店が売却されてなくなることになったんです。そこで転職しなくてはならない状況になりました。

ジャパレス時代にお店の売却が決まって、サーバーとTakahiroさんが最後に撮った写真

そうだったんですね。体調のことがやっと落ち着いてきたあたりで転職しなくてはならなくなるなんてやっぱり波乱万丈ですね笑

ただ病気のこともあったのでもう自分のやりたいことをやって生きていこうと決めていました。そしてそのタイミングで元々自分がやりたかった洋食の道に進もうと決意して今のスペイン料理のお店に転職を決めました。

僕もVancouverに住んでいるのですごくわかりますが、日本食レストランとその他のレストランではかなり雰囲気が違いますもんね。

病気をキッカケに夢を追いかけることに

自分のやりたいことをするためにクラウドファンディングを決意

自分の身の回りにはバンクーバーに来て自分の夢を実現させている人が本当にたくさんいました。病気になって今後の人生のことを考え直すことになったのもそうですが、周りの人の影響もあって自分のやりたいことをやって生きていこうという思いがより強くなりましたね。
そこで元々好きだった旅と、これまで全てを捧げてきた料理を掛け合わせて今回の計画をしました。

たしかに周りにいる人からの刺激ってのは何においてもすごく大きいですよね。
でもなぜ、自分のやりたいことをしたいと決意して、クラウドファンディングでそれを実現させようと思ったんですか?

最初に自分のやりたいことを考えた時はとにかくデカいことをしたいと思っていました。しかし、自分が1人でなにか大きなことを成し遂げても自分1人の中で完結してしまってはもったいないと思ったんです。
そう考えていたときにクラウドファンディングを思いつきました。クラウドファンディングをすることで支援者してくれるみんなの気持ちを背負って、支援してくれたひとも自分と一緒に目標を達成するような気持ちになれるんじゃないかと思ったんです。あくまで自分だけの力ではなくてみんなの力でこの夢を実現したいと思いました。

今回の計画にはそんな想いが込められていたんですね!

そうですね!病気をキッカケに自分を見つめ直した時に改めて自分の好きなことをして生きていこうと決めました。それが旅であり料理だったんです。そしてそれを自分の夢だけでなく自分を応援してくれるみんなの夢として成功させたい。
そして成功したあとはその経験を生かしてそれまで支援してくれた人たちに恩返しができるようなそんな計画なんです。

クラウドファンディングのその先には…

ということは、今回の計画が成功したあとのこともすでに考えてるんですか?

そうですね。かなり具体的に決めています。詳細は秘密ですけど笑

秘密なんですね笑 なんとか話せる範囲で教えてくれませんか?笑

最終的には日本で自分のお店を持ちたいと思っています。
具体的に色んなことを決めていますが、それは秘密にさせてください笑
ただ、今回の計画も含めてこれまでVancouverで経験してきたことも活かして身の回りの人に恩返しができるそんなプランですね。

その感じはかなり具体的に決めている感じですね。詳細がすごく気になりますが、
それはTakahiroさんが今回の計画をすべて成功させてからまた聞くことにします笑

支援してくれる人に対して

クラウドファンディングと聞くと自分のためにお金を他の人から出してもらっているというような感じがしますよね。その感覚を色んな人が持っているのもあってなかなか今回の自分のように自分の夢をクラウドファンディングで実現させようという人っていない気がします。

でも、私は自分の夢だからこそ周りの人も巻き込んで自分1人で完結するのではなくみんなと夢を共有して、みんなと一緒に実現したいと思っています。そして今回の私の挑戦をキッカケに自分のような人が増えて、みんなが周りの人と自分の心の底から叶えたいと思っている夢や目標を共有できるようになればいいなと思っています。

今回自分を支援してくれた人にはぜひ自分と一緒に旅をしているような感覚になってほしいと思います。ただ金銭的に支援をするのではなく、一緒に夢を実現させる。
一緒に旅をする感覚になってもらえればいいなと思っていますし、その感覚になって
一緒に旅をしてくれた人を将来自分のお店に招待したいですね。

まだやりたいことが見つかっていないあなたへ

いろんなことに挑戦し友達をたくさん作ってほしい!

Takahiroさんのようにそこまで自分のやりたいことがハッキリとしていて、それを実現させようと行動できる人ってなかなかいないと思います。私の周りにも自分の本当にやりたいことがみつからなくて困っている人が何人もいます。そんな人たちに向けて最後にメッセージをもらえますか?

今でこそ私も自分のやりたいことに向かって色々動いていますが、もっと若いうちにやっておけばよかったなといつも思います。人生1回しかないので、私のように生きるか死ぬかのところまで行く前に、どんどん色んなことに挑戦してほしいですね。
若いうちは特に失敗しても何回でもやり直せます。ゆっくりでもいいので一歩ずつ前に進んでほしいです。
あと1番伝えたいのは友達をたくさん作ってほしいということです。私もこれまで生きてきてたくさん友達に救われました。特に海外にくると英語を勉強するために「日本人とは話さない。」なんていう人もよく見かけますが、私はそれをすごく勿体無いと思います。人種関係なく色んな人と友達になってください。
いつかその友達が自分を助けてくれるかもしれませんし、自分もその友達を助けてあげることができるかもしれません。
その日、その場所であった人を全員大切にしてほしいですね。

今まで色んな人に支えられてここまできたTakahiroさんらしいメッセージですね。これから何か行動を起こそうと思っている人、まだ自分のやりたいことがみつかっていない人のどちらにも響くとても良いメッセージになったと思います。
今日は本当にありがとうございました。
クラウドファンディング頑張ってください!!!

ありがとうございました!

Takahiroさんのクラウドファンディングの詳細はこちらから↓

Takahiroさんと一緒に夢を叶えてみませんか?