こんにちは。SAYAです。今回はバンクーバーの大学に通う筆者が、カナダを含め海外大学生の就活事情を書かせて頂こうと思っています。カナダの大学、海外の大学への進学を考えていらっしゃる方は、その後の将来についても心配な事が多いと思います。是非参考にして頂けたら嬉しいです。
選択肢は大きく分けて2つ
大学を卒業して就職という選択をした場合、基本的にカナダの会社で働くか、もしくは日本の企業で働くかという選択を迫られます。第3の選択肢として別の土地へ行くというのもあるのですが(私の願望です)、普通は「残るか」「帰るか」の2択に絞られてきます。
どちらの選択をするにしろ、日本の就職と同じように、ある程度前から心を決めておかないと後々手遅れになる事もあります。(そういう筆者はなんなら卒業したら旅にでも出ようかくらいのスタンスなので偉そうに言えないのですが。)
今回は、カナダの企業に就職したいならやっておくべき事、日本企業に就職するなら99%避けては通れないボストンキャリアフォーラムについてなどを書かせて頂きます。
カナダの大学生とアメリカの大学生の違い
北米の大学を探している方ならば、カナダの大学とアメリカの大学の両方を視野に入れている方が多いかもしれません。その時の一つの指標として知っておいて欲しいのが、カナダの4年制大学を卒業した場合、無条件で3年のワーキングビザが降りる事です。
もし卒業した時点で仕事が決まっていなかったとしても、カナダでの仕事探しに3年間の猶予が貰えます。
それに比べ、アメリカの大学にはそのような制度はありません。
卒業時点で就職先が決まっている場合を除いて、強制的にアメリカから追い出されるかたちになります。進学した先で卒業後も働きたいと明確に決まっているのでしたら、カナダの大学に行くことをオススメします!
カナダの企業が求めるのは即戦力
大学にはCo-opという制度があり、大学と提携した企業での有給インターンなのですが、トータルで 在学期間中に取られる時間が1年間 。卒業が1年伸びる形になります。
職種にもよりますが、留学生でCo-opを経験していなくてカナダできちんとした仕事を見つけるのは難しいと言われています。カナダの企業で就職したい場合、Co-opは出来なくともある程度のインターン経験は必須かもしれません。
日本企業に就職するならボストンキャリアフォーラムへ
皆さんも一度は聞いた事があるかもしれません。毎年3日間、200を超える企業がボストンに集まり、バイリンガルの大学生対象にキャリアフォーラムを行います。
今年のボストンキャリアフォーラムに、筆者も友人に誘われて参加してきました!
期間は11/9(金)〜11/11(日)。Hynes Convention Centerにて230の企業が集まり、ボストンキャリアフォーラムが行われました。もちろん本気で内定を取ろうと来ている人もたくさんいますし、本番は来年だけど下見の為に来ているという人もたくさんいます。私は様子見といった感じですが、本番でなくとも同室に泊まっていた友人3人のうち2人が今年本番でしたので、もうめちゃくちゃヒヤヒヤしてドキドキしていました。
晴れて2人とも内定を貰えて、なぜか私がはしゃぎすぎて熱を出しましたが。笑
選考の流れ
当日ウォークインも受け付けている企業もたくさんありますが、ボストンキャリアフォーラムの期間内に最終面接まで行くには、早めに始めておくに越したことはありません。
※キャリアフォーラム期間内に内定が欲しい方はCFSのサイトで受ける企業の選考フローを確認し、内定を出す企業であるか知っておくのも大事です。
ディナーについて
しかし、そこで油断してはいけません。もちろん内定者を招いたディナーもあるのですが、選考前ディナーだったり、内定者と選考中の人が混ざったディナーだったり、ディナー選考といってディナー中の言動をもとに審査が行われることもあります。
社員の方にどんな質問をするか考えてからディナーに行くのもひとつの手です!
私はディナーに行ってないので雰囲気までは分からないのですが、友人達から聞いた話だと、本当に企業によって様々でアットホームだっだり、少しピリピリしていたり。食事は基本的にステーキかシーフードと行ったところです。お酒も飲んでいいみたいですよ!
また、キャリアフォーラムが始まる前日の木曜の夜からディナーを開催する企業も多いので、本番の年には早めに到着することをオススメします。
会場について
去年のボストンキャリアフォーラムに参加した友人の話では、会場で食べ物を買おうとしても大行列で買えなかったということだったのですが、今回は会場がモールの中なのもあってほとんどの参加者が外で何か買ってきていました。
※面接が立て込んでいたりすると、何か買っている時間も無かったりするので、シリアルバーなど必ず何か簡単に食べられるものを持参してください。
そして、やはり230の企業が参加しているだけあって会場がめちゃくちゃ広いです。入り口でブースのマップをもらうので、面接などの予定がある人は一度場所を確認しておきましょう。
スケジュールも移動時間を多めにみて余裕を持っていれる事をお勧めします!面接が長引くこともあるので。
ボスキャリ持ち物リスト
うものを簡単にまとめてみます。
履歴書(ウォークインする事も考えて多めに)
軽食
USB
証明写真(企業によってはプリント写真では駄目な場合があります)
予備のストッキング/ネクタイ
時計
絆創膏(靴擦れ用)
筆記用具、ノート
3日間ほとんど会場で過ごすような形になるので、予備のストッキングやネクタイ、いつでも追加で印刷出来るようにUSB、慣れない靴で歩き回るので絆創膏などがあると便利です。
参加してみて思った事
たしかに日本の通常の就活に比べて、3日間で沢山の企業が受けられ内定まで貰えるのはお得そうに聞こえるかもしれませんが、海外に住む大学生にとって就職活動が出来る場がすごく限られている分、3日間に全身全霊という感じです。
ほとんど就職活動をせずに帰ってきた私ですが、周りの友人たちを見ているだけでヒヤヒヤドキドキで心が休まりませんでした。
さすがボスキャリと思ったのは、日本の就活ではアウトの服装の人が結構いた事です。金髪だったり、ジャージだったりスニーカーだったり。去年はピンクのスーツの人も居たということだったので、実際何でもありっちゃ何でもありです。
企業の方たちもある程度は、ボスキャリだからといった感じで目はつぶっていると思います。ポニーテールやロングで下ろしている髪型、リュックサック、フラット靴などは問題ありませんでした。
まとめ
ですので、カナダを含む海外大学への進学を考えている方に、そんな事実や海外大学に進学した場合の就活事情なども参考にして頂けたらと思います。また、これからボストンキャリアフォーラムに参加する方へ、少しでも私の情報が役に立ってくれたらなと思っています。ストレスフルと言えど、日本で就活するよりは断然有利な貴重な機会ですので是非活用してください!