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Feb 23, 2019

LifeStyle

チャイニーズニューイヤー!バンクーバーのお正月は2度楽しめる!

Haruna

2019年のチャイニーズニューイヤー(旧正月)は2月5日でしたね。 カナダ、バンクーバーのチャイニーズニューイヤーはどんな風に祝われるのでしょうか? 移民の国カナダならではの新年の様子をご紹介します。

こんにちは、Harunaです。バンクーバーでアラサーにして初めてのワーキングホリデーを楽しんでいます。

2月になり、日本ではすっかりお正月気分が終わった頃と思いますが、ここバンクーバーではあちらこちらでハッピーニューイヤーの声が聞こえます。年越しのために帰国するという声もちらほら。

なぜかというと、チャイニーズニューイヤーがあるからです!

移民の国カナダではさまざまな文化を楽しむことができます。
今回はその中でも中国の文化についてご紹介します。

①カナダのお正月は2度!その理由


カナダのニューイヤーの様子


カナダで働く多くの人はクリスマスあたりから大型連休に入ります。クリスマス前には仕事を納め、クリスマスには家族や親戚でのんびりと過ごします。
日本のように三が日や松の内という文化もないため、1月2日にはすっかり日常に戻り、仕事や学校にいくという人も多いようです。

カウントダウンのイベントも行われています。わたしは友人とカナダプレイスのカウントダウンイベントに行きました。




極寒の中でしたが、いい花火のスポットも見つけられ、DJによる野外イベントで飛び跳ね体も温められました。
ダウンタウンは歩行者天国となり、インディアン系のカナディアンの方がそこかしこで歌って踊っており、帰りの人ごみでははぐれそうになったために伸ばした手を見知らぬカナディアンに繋がれるという温かい出来事もありました。人のぬくもりの温かさを実感したカウントダウンでした。

嬉しいことに、カナダのニューイヤーはここで終わりではありません。

もうひとつのニューイヤー


バンクーバーに暮らす移民の中でも上位を占めるのが中国系の移民の方です。中国系、正確には香港からの移民の方が多く暮らしています。
街を歩けばどこかしらで中国語が聞こえます。ダウンタウン付近にはチャイナタウンがありますし、リッチモンドという地区では中国系の移民の方が多く暮らしており、その地区の雰囲気はまるでアジアと思うくらいです。
そのため、カナダではチャイニーズニューイヤーも通常のニューイヤーと同じくらい大きな文化となっています。

日本ではお正月は太陽暦で祝いますが、中国のお正月は旧暦で祝います。
(ちなみにモンゴル、ベトナム、シンガポール、マレーシアなどもそうです。)

今年2019年のチャイニーズニューイヤーは2月5日です。
春節 や Lunar New Yearともいいます。

そして、今年の日本の干支は猪ですが、チャイニーズニューイヤーでは ブタ です!

これは中国から日本に干支の概念が伝わったときの、日本の環境が起因しているようです。
元々豚として伝わったものが、仏教との関係や猪の方が身近だったことから変化したようです。

あらゆるところで可愛らしいブタの置物などを見ることができます。

また、この時期になるとどのお店も赤一色になります。

その理由は中国の古い言い伝えにあります。
赤い色と爆竹は大晦日に町を襲う猛獣・邪気を追い払ったのです。

本場香港の新年の様子は圧巻です。どこでも花火や爆竹が上がります。

さすがにバンクーバーで爆竹は鳴らないだろうと思っていましたが、しっかりと聞くことができました。

②チャイニーズニューイヤーならではの行事


バンクーバーではチャイニーズニューイヤーのイベントが数多く行われています。

チャイナタウンのパレード


チャイニーズニューイヤーの週末にはチャイナタウンでパレードが行われます。
音楽やダンスを見ることができ、毎年大盛況です。

爆竹は開始時に数回鳴らされます!
バンクーバーで個人的に花火を上げられる日はハロウィンのみと決まりがあります。

また、ライオンダンスをみることもできました。
この日は気温がマイナスで、パレードの出演者は寒そうにしていました。
警察や企業が参加しており、Red pocket や、カレンダー、様々なものを配っていました。

わたしたちは寒さのあまり、最後まで見ることができませんでした。
更にはその後、雪が降り始めていました。

大人ももらえるお年玉「Red envelopes」


チャイニーズ系のカナディアンが知り合いにいる方はきっとお正月の時期にこの赤い包みを目にすることと思います。

Red envelopes、Red pocketといい、日本で言うお年玉です。お世話になっている人や子どもにあげるものです。パレードや公共施設でもらえるものはだいたい飴などのお菓子と広告ですが、基本的にはお金が入っています。
こんな年になってもやっぱりお年玉ってうれしいものですね!笑

Flyoverはチャイニーズニューイヤー仕様


カナダプレイスにある4Dでバンクーバーを楽しめるジェットコースターのようなアトラクションFlyoverは期間限定でチャイニーズニューイヤー仕様です!

中国を飛び回ったあとに、カナダを飛び回ることができ、一度で二ヶ所楽しめます。
1/24〜2/24までとなっています。

アジア系のスーパーで楽しめる新年の食べ物


T&TやPrices Smartなどのアジア系のスーパーマーケットでは中国の新年の食べ物、お菓子を楽しむことができます。
私もいくつかトライしてみました。


写真中央のRice cakeは、粟が入っている甘いゼリーのようなもので、しゃりしゃりとした食感が新鮮で美味しかったです。

おかず系は大体スパイシーですが、味付けは中華なので馴染み深い味です。大体醤油、にんにく、酒、砂糖等の組み合わせのテイストです。

新年の食事として、言葉の響きがお金と似ている食べ物、縁起の良い食べ物を食べるとのことで、日本と似ているなあと思いました。

Aberdeen Centerでのカウントダウンイベント


リッチモンドにあるAberdeen centerではカウントダウンのイベントが毎年行われています!
テレビ局が来たり、前回はカナダの首相がサプライズで登場したりと大盛り上がりです!

③まとめ


いかがでしたか?
1年で2度も新年をお祝いできるなんて、バンクーバーには楽しみがたくさんありますね!

日本から遠いカナダに来て、アジアの国の人に会うと親近感が沸くことがあります。
見た目の容姿ももちろんですが、慣れ親しんだ日本の文化に近いものをもっているからなのかもしれません。

それぞれの国や文化の良さがあり、一度に味わうことのできるバンクーバーは住んでいるだけで世界旅行をしているようです。それがとっても面白く、バンクーバーの強い魅力だなあと思います。

皆さんもぜひ異文化を楽しんでください!